マンションに限らないが、住宅の配列や平面プラン(間取り)などの住戸計画には、著作権はないに等しい。そのため人気を集めて話題になったり、高い販売収益を上げたという物件があると、そのプランなり販売手法を真似た物件が短期間のうちに出回る傾向がマンション業界にはある。長谷川工務店が開発したコンパスにしても、ユニットプランそのものは以前からあり専売特許というわけではなかっただろうが、これだけシステマティックに取り組んだのは業界で初めてであり、その意味では同社が作り上げたプランということができるだろう。そして、各社がこのプランをベースにして改良を加え、こんにちに至っても主流をなしていることを考えると、供給者・作り手側に大きなメリットをもたらすものであったことは確かだ。