日本の家庭や事業所から出るごみの量は、一九八〇年代の後半ごろから、全国的に増加してきた。厚生省が、一九九八年に公表した、『日本の廃棄物処理』一九九五(平成七)年度版によれば、一九九五年度に全国の自治体(ごみを広域的に処理するために設立された一部事務組合を含む)が収集した、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみと、市民や事業者が直接焼却場あるいは処分場に搬入したごみ、農家世帯などで自家処理したごみを合わせたごみの総排出量は、五〇六九万トンである。この総排出量を、同年度の総人口一億二五三五万人で除して算出した、国民一人一日当たりのごみの平均排出量は一一〇五gである。過年度の資料をみると、一九八八(昭和六三)年度までの平均排出量は一人一日当たり一一〇〇g以下であったが、一九八九(平成元)年度から一一〇〇gを超えるようになり、その後は横ばい状態で推移している。